遠くアメリカから京都にやってきた人たちに、「京の思い出づくり、ふろしき体験」を旅先で楽しんでいただきました。
　参加した外国の人たちはふろしきの魅力にすっかり取り憑かれたよう。会場のあちこちから、きれいなふろしきやおしゃれな包みへの拍手と共に「Wow! 」、「Great!」、「Excellent!!」の声が。
　当日は、深まりゆく秋の庭園にふろしき包みを配し、即席のインストレーション・アート（Installation art）をみなさんに楽しんでいただきました。

■日　時　2000年11月12日(日)　
■場　所　京都　白沙村荘　存古楼（旧アトリエ）
■講　師　森田　知都子（ふろしき研究会代表）
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京都　白沙村荘
　京都の東、銀閣寺の手前に在る白沙村荘（はくさそんそう）は大正から昭和の日本画家橋本関雪がその居宅として大正５（1916）年に造営した邸宅です。庭園以外の部分を含む総面積は３４００坪。そのうち２２００坪あまりが『日本画家がその美意識に基づいて造り上げた庭園』として国の名勝に指定されています。
庭園自体も関雪の設計によるものでありますが、その敷地内に建てられた建造物ｨも全て関雪の設計によるもの。そして白沙村荘の至る所で目にする事の出来る石造美術品は、関雪が終世集め続けた物。その総数は200点近くにまでのぼります。
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